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カンボジア米銀行2018活動報告(2018年7月10日)

今年度も日蓮宗様より補助金をいただき、

引き続きCEPの農業支援プロジェクトを行いました。

今回はコンポンチュナン、コンポンスプーの村に精米機を届け、

実地にテスト稼動をしてもらいました。

  • コンポンチュナン州スレイプレイ村(リーダーPuth氏)

  • 2017年実績(第7期):50家族 収穫量7,800kg

現在は村人の80%が米銀行に参加しているとのこと、収穫も安定している。

参加者の中には、米の代わりに現金で利息分を収める人がおり、そのお金が徐々に貯まって現在では1,500ドルほどのストックがあるとのこと。

逆にこのお金で種もみや必要なものを買うようにしているそうで、米銀行の発展型とも言える形に変化していました。

届けた精米機はさっそく村の中心に設置し、誰でもここに来て精米できるようにしました。

機械の管理はPhor氏が担当することに決定。

獲れたての新米を使って試験運転が行われました。

皆初めての精米機に興奮気味で、あれこれ言い合いながら動かしていました。

最初は籾殻が混じってしまったり米が欠けたりと、もう少し工夫が必要のようでしたが、

使い心地はまずまずの様子。

精米後に出る籾殻や糠も、牛や鶏の餌にするそうで、うまく活用できそうでした。

● コンポンスプー州トロッペアンウェイン村

  • 2017年実績(第8期):77家族 収穫量0kg

昨年コンポンスプー州ではどこも雨が降らず、米作が大打撃を受けたようでした。

米がほとんど収穫できず、息子や娘が外に働きに出て得たお金で米を買っているとのこと、状況はかなり深刻のようでした。

せっかく届けた精米機も、精米する米がないとのことで、とりあえず村長の家の倉庫で保管することになりました。

野菜の栽培を再度勧めたところ、それも水がないので出来ないとのこと。

もともとコンポンスプーは土地柄、乾季には水が干上がり雨季には洪水が起こるという非常に自然環境が厳しい場所であり、米作も雨頼みなので作物を育てるのは本当に大変なのだとのこと。

これまで比較的順調にいっていた村だけに私もショックが大きく、改めて重い課題を突きつけられた形となりました。

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