農業支援プロジェクト in バッタンバン州、コンポンスプー州 2022年11月
今年は待望の3年ぶりとなるカンボジア渡航が実現し、2年間のブランクがある各プロジェクト地の視察およびモニタリングを行うことができました。 久しぶりにお会いする現地の皆さんも快く迎えてくださり、地域の現状やプロジェクトの進捗状況を実地に確認することができました。 2020年よりリモートでお願いしていたバッタンバン州の新事業“仏陀協同組合”プロジェクトは、現地トレーナーによる継続的な指導のおかげで何とか軌道に乗せることができ、確実に村の自立と発展に役立っていることを実感しました。 セービング・グループ(仏陀協同組合)の概要と運営の仕組み 2019年の洪水発生時にCEPより緊急支援を行ったひと家族あたり$50を1年後に返済、その資金を原資として開始。 各グループ内で運営委員会の役員を3名選出し、代表、書記、会計係などを決める。 各グループは集会を開き、定例会の周期(毎週または毎月1回)、ローンや預金額の上限、利子率、ローンの返済時期(月々または1年の一括返済)などのルールを決める。 借入れ希望者は目的や借入額、返済時期などを申請し、委員会内で審査の上決


王立プノンペン大学外国語学科(IFL)日本語学科訪問 2022年11月22日
4年ぶりに訪れたIFL日本語学科ですが、前回お会いした学生はもう卒業しており顔ぶれが変わっていましたが、学部長に就任したキム・ニピセット先生がにこやかに出迎えてくれました。 交流授業に参加してくれたのは3年生の学生27名で、日本語の理解度も高くなっているとのこと、教室ですでに待っていてくれ、さっそく制作した最新版動画『アショーカ王物語』を鑑賞してもらいました。 終了後の質疑応答では、岡田氏からこの動画を制作した意図や伝えたかったことなどの説明があり、古い時代の話ではあるけれど、仏法が悪徳非道だったアショーカ王を根底から変えたこと、人はいつでも、どんなに悪い人間でも変わることができる、仏教にはその力があること、人間にとっての幸せとは何か、みな戦争は嫌だ、ダメだと思っていても、世界中から戦争や争いがなくならないのはなぜか、戦争を止めるために私たちは何ができるだろうか?ということを自分の心の中で考えてほしい、という話をしました。 その後少しリラックスして、日本語や日本についてのクイズをしたり、通訳のヘインさんが自分の日本での体験を話してくれたりなどして


パンニャ・サストラ大学タクマウキャンパス (PUC Takhmau)訪問 2022年11月21日
2019年以来3年ぶりの訪問となった PUC Takhmauキャンパス、前回訪れた時はまだ建物も整備半ばの状態だったのが、立派な教室や受付、事務所、パソコンルームなどもできており、 発展を遂げている様子がうかがえました。 今回は本当に久しぶりのため、いろいろなことを話し合い確認する必要があり、滞在中3回にわたって訪問することになりました。 2階にある応接室に通されると校長のサヴォンさんご夫妻が暖かく迎えてくださり、挨拶のあと各教室を巡り、生徒たちに仏教絵本を配らせてもらいました。 現時点での総生徒数は300人ほどで、日本でいう小学校のクラスが6クラス、コンピューターなどIT関連の授業を教えるクラスが2クラス、他に夜間のクラスも6クラスあるそうです。 教師は外国人や僧侶を含む8名体制でやっているとのこと。 開校してすぐにコロナウィルス感染拡大の影響を受けて閉校を余儀なくされ、その後2年間は開いては閉じを繰り返す状態が続いたとのこと。 オンライン授業に切り替えたものの、インターネット状況の不具合などの諸事情で思うように進まず、教師もスタッフも疲弊して

