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Sna Dai Khmerミーティング

4名の女性からなるこのグループの理念は、

ヴィジョン:カンボジアの若者が、広く高度な教育を受け、道徳心を伴って指導力を発揮し、愛と慈悲、知恵と調和、そして大志を抱いて社会の発展のために寄与できることを目指す。

ミッション:すべての若者に、ボランティア精神を基礎として、共有、養成、指導、助言、訓練、ネットワーク、実習などを通して学び、発展する機会を与える。

となっています。

現在の活動はタケオ州チュンポゥ・プレック村を中心としており、主な5つの活動は

  • 読解力の促進

  • 英語教育

  • 伝統舞踊→伝統楽器を含めた伝統芸能の継承

  • 衛生教育

  • 訓練と養成

子供の教育を中心としているが、高学年の生徒にもクメール語の読み書きができない子もいることから、まずは基礎的な学力の向上を目指し、子ども図書館なども設置。

またボランティア教師をはじめ大学進学にも英語の習得は絶対条件となるため、英語の実力向上に重点を置いているそうです。

彼女たちが現在運営する学校は、公立の小学校などでの学習で足りない部分を補うという役割もあるが、それ以外の情操教育や衛生教育など、子供たちのモラル向上も目指しており、同時に子供達を教えるボランティア教師を育成し、学校を卒業しても就職できず、目的もないまま過ごしている若者に次の目標を考えたり、自分自身の生活の向上や村の発展のために何かができる人間を育てる、という意味もある。

現在プロジェクトは順調に進んでおり、村人からも歓迎されていて、英語やダンスの教室は大人気、自分の子供もぜひここで習わせたい、と母親が子供を連れてくることもあるそうです。

懸案としては、地区の教育省には公式な学校と認められていないため、行政との話し合いと承認が必要とのこと。これについては先日Hang Vandet氏から、行政の担当者につないでもらえるとのお話があったそうです。

また来年度にKOICAの支援で新しい幼稚園ができる予定だが、併設して図書館を作りたいと思っている。その建設資金が足りないのが目下の課題、とのことでした。建設資金は概算$8,500

CEPからは、私たちが提供できることと、彼女たちと協働してできることを提案しました。

>提供できること

  • Sna Dai Khmerの活動を紹介するプロモーションビデオの制作

 カンボジア国内向けにも使いたいが、どちらかといえば海外の人に見てもらい、村人に英語を 

 教えてくれる人を募りたい。活動の様子やメンバーからのメッセージも載せる。

  • 衛生教育についてのパンフレット制作

  • 図書館建設の資金を募るクラウドファンディング立ち上げ

>協働してできること

  • 仏教絵本を題材とした教育プログラム

 ワークシートを使い、双方向の対話や体験を共有するワークショップ形式のプログラムは、指

 導する側にも生徒にも発言の機会を持たせ、積極的に関わることができるし、絵本に書いてあ

 ることへの理解も深まる良い方法だと思う、とのこと。

  • カンボジア道徳本の共同制作

いろいろな人に意見を聞き、カンボジアの実情に合わせて仏教絵本の内容を改良する。

Sna Dai Khmer側からCEPに協力できることとしては、Rathanaさんが所属していたユースクラブのメンバーを紹介してもらい、仏教絵本の普及に協力してもらう、という話がありました。ユースクラブは現在クラチェット州とプレイウェイン州の2州15地区で組織されており、各グループ10〜15名のメンバーがいるとのこと。

今後はこれらのユースクラブの若者が相互交流できるようにしていきたいとのことで、以前岡田さんから寄付されたお金は、彼らの交通費の足りない部分に使わせてもらいたいと思っている、とのことでした。

またプノンペンのお寺で、一般の人に仏教をどのように生活に生かしていったら良いかを指導しているお寺があるとのことで、そのお寺と何か協働してできることがあるのではないか?との提案ももらいました。次回訪問時には訪ねてみても良いのではないかと思います。

Ven.Kou Sopheap 012-456-260 Lecture at Pnna Sastra University

(このお話は奇遇にもHang Vandetさんからもあり、Vandetさんはこの大学の事務局の方と繋がりがあるようで、私たちが訪ねる時には紹介してくださる、と言われました。)

その他にも、彼女たちがこの活動を始めたきっかけの話や、コミュニケーションと理解を深めるため、お互いに英語と日本語を勉強しようと約束したり、時間をかけて色々なお話をし交流する時間が持てたことは、本当に良かったと思います。

空港でのチェックイン直前までお話をし、これからも密にコンタクトを取っていこう、と言ってお別れしました。

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