April 1, 2018

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October 7, 2019

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タケオ州スロック・プレイカヴァ地区チュンポプロック村訪問

January 1, 2017

 

人口:189家族904人

   うち子供の数460人(男子229人、女子231人)

村人の85%が農業を営む(耕地面積105ha.:雨季米)

 

村では私たちとのミーティングのために、村長はじめ地区リーダー、教育責任者、僧侶長など村の重鎮たちが集まり待っていてくれました。

村の入り口には新しい看板と子ども図書館、現在村を支援している韓国のNGO、KOICAのプロジェクトの写真が飾られていました。

はじめにSna Dai KhmerのRathanaさんから紹介の言葉があり、その後メンバー全員の自己紹介に続きCEPから活動の基礎となる布施の教えについて、それぞれの認識と意見交換が行われました。

 

 

 

布施の認識について、私たちの考えでは、布施は見返りを求めない純粋に利他の精神からするという点が重要との説明に対し、村の人々は日常的にお寺に布施をするが、布施したお金や物がどのように使われるかということには執着していない、しかし家族の健康や幸せ、将来(来世)によりよく生きられますように、と願いながら布施をするとのこと。そして純粋にお寺やお坊さんを敬う気持ちもある。

CEPの布施とは仏となるための行としてなされるべきだ、という見解とのズレがあるが、そこを説明しようとしても限界があることを感じました。Rathanaさんからは、そこで日本のたとえ話等を使って説明すればわかりやすいのではないか、との指摘がありました。

もともと布施には2種類あり、一つはお坊さんへの布施、もう一つはお寺への布施で、これは村人が管理し村のために使われるもの、お坊さんは手をつけてはならないとされていた、との説明にも、村にも3種類布施の種類があるが、それらのうち村のために使われるものはない、とのこと。

村内では自分たちが儀式の時や必要に応じてかかる村の経費に関しては、お寺への布施とは別にお金を集める仕組みがあり、全く別のものとして機能している様子、逆に言えばお寺には村のために資金を投じて何かしてほしいという考えは持っていないようでした。

 

私たちの提案する仏陀協同組合の説明に対しては、すでに村ではRusana Organizationという共済の仕組みがあるとの返答。

これはもともとシェムリアップ州で日本人が私費を投じて始められたもののようで、その仕組みを模倣する形で他のコミュニティにも広まったとのこと。

この村でも2000年に140家族が参加して始まり、当初は米銀行の形をとり、種もみの貸付や返済が行われていたが、徐々に現金でのやり取りに移行、現在は200家族、ほぼ全員の住民が参加し、資金も$20,000までに増えており、うまく運営されているようでした。

彼らはこの原資をもとにマイクロファイナンスを行っているとのこと。

病気や教育、葬祭など緊急性を帯びた貸付に対しては無利子、個人が何か事業を始めるための融資に対しては2%の利子が課せられ、3年間で返済する。逆に延滞者に対しては5%の利子が課せられるが、今のところ全額返済され回っているとのこと。200家族のメンバーが10グループに分けられ、それぞれのグループにリーダーがいて管理している、とのこと。

聞けば聞くほど驚くべき事ばかりで、これが実現できているのならコミュニティとしては理想に近い形を実現されていることがわかってきました。

なぜこの村ではこのようなことができたのか?それを探るにはあまりにも時間が足りませんでしたが、原因の一つとして彼らが上げていたのは、この村はポルポト時代唯一攻撃を免れた村であること、というこれまた驚くべき事実が明らかになりました。

この村はまさに、古き良きクメールの精神を受け継いでいるのだということに、驚きとともに深い感銘を受けました。

その後の話の流れで、特に結論というものは出ませんでしたが、村人からは日本からはるばるやって来て私たちを助けてくれることに深く感謝する、という言葉をいただき、私たちもこういった交流の場を設けていただいたことに感謝の意を表して、それぞれ日本とクメールの読経をしてミーティングを終えました。

 

 

皆さんで心づくしの昼食をいただいた後、午後は集まってくれた子供達に文房具などのプレゼントを寄贈し、授業の様子を見せてもらいました。

そしてボランティア教師との対話、Sreymaoさんたちが教える伝統舞踊の練習とダンスショー見学、村内の各所で行なわれている各プロジェクトの視察などを行いました。

 

 

 

KOICAの支援を受け、村では2015年度$1,000の資金で養豚と魚の養殖が試験的に行われ、これが評価されて2016年度は$20,000の資金を得られたとのこと。現在は養豚(5家族$200/件)、魚の養殖(10家族$100/件)、養鶏、養牛、米作、織物の6つの事業が行われており、今年度の評価は2位だったためまた$20,000資金を得られた。もし1位が取れたら$40,000の資金が得られるので、来年度は1位を取れるよう頑張る、とのこと。

この資金の用途はある程度村人の意思に委ねられており、2017年度は新しい幼稚園と道路10,000mの建設、また3月にキュウリ、5月にスイカの栽培などのプロジェクトが予定されているが、KOICAからの支援は2018年3月で終了となる予定。

この村でのKOICAのプロジェクトは主に3つ、衛生、収入増加、訓練となっており、事業支援のほかにも公衆トイレ建設などもしているそうです。

養豚、魚の養殖などの各事業については、KOICAの補助と村人の出資で事業を始め、得られた収益の60%(1年目)40%(2年目)○○%(3年目)をそれぞれ村に返済しなければならず、それをストックすることでプロジェクト終了後も事業が回っていく仕組みを作っている。

とても効率的な展開の仕方だと思いましたが、ある意味競争や西洋的な結果重視のやり方とも思え、もし事業収入がうまく上がらなかったらどうなるのだろう、という疑問も抱きました。

その質問をすると、その場合の救済措置も、村人の意欲に応じてある程度考えられている、とのこと。いずれにしても、村の発展のためには良い刺激になるのだろうと感じました。

これらの視察の間も、Sna Dai Khmerのプロモーションビデオ用の撮影をしたり、村人のインタビューをしたりと、私たちの様々な要望にも快く答えてくれる村人の優しさにも触れ、丸1日盛りだくさんのスケジュールでしたが、本当に有意義な対話と交流の時間が過ごせました。

 

 

 

 

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