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RKK 法坐参加


日曜日の夕方からの開催とあって、参加者は少なめでしたが、 ヘインさんとお母様他6名のメンバーの方、 その他に日本から松田さんという方とそのお姉様が参加して下さり、 CEP のメンバー5名と合わせて 15 名での法坐となりました。

はじめに改訂版の絵本を皆さんに配り、内容の趣旨を説明、 特に、仏教を知っていることと実際に生活の中に活かすというのは違うということ、 またお寺に行ってお布施をしたり、お坊さんのお経を聞いたりして、 何となく仏教が分かった気になっているが、 それは本当に仏教を学ぶというという本筋からはずれてしまっている、 というお話をしました。

次に質疑応答の形でディスカッションし、 実際皆さんは実生活の中で、どのように仏教を実践しているか、 例えば何か悪いことが起こった時に、どう対処していますか?という質問をしました。

するとできるだけ自分の感情を抑える、という答えをした人が多く、 自分も時々人や家族に対して怒ってしまうことがある、 そんな時には部屋で一人になって心を静め、 感情をコントロールできるよう訓練している、などの意見が出ました。

その中でニジェイさんという男性は、以前お坊さんだったことがあるとのことで、 流暢な英語で、とても模範的な発言をされ、 こちらが発する質問のほとんどにその方だけが答える、という状況になってしまい、 他の人の意見をあまり聞くことができませんでした。

この法坐に参加している人たちは、 恐らく一般のカンボジア人よりずっと仏教を勉強しており、意識も高く、 ボランティアをしたり他の人のために何かしたい、という気持ちを持っているようでしたが、 えてしてこうあるべき、という意識が強く、自分の弱さや間違いに気付いて受け入れるより、 その感情を心の中に押し込めてしまいがちなのではないか、という印象を受けました。

またこの法坐に参加している人が、他の友人などと仏教の話をするとき、 一般の人の間では、やはり仏教は古くさいもの、 または歳を取ってから考えることだと思っている人が多く、 他では仏教の話はなかなかできない、という話もありました。

しかしそんな状況の中でも、 ここに集まれば心を開いてどんな悩みも分かち合い、共に考えることができる、 この法坐は皆さんにとって、とても大切な共有と学びの場となっているようでした。 そしてある意味ストイックに、 仏教の道を究めようと努力しているようにも感じられました。 RKK バンコクの島村さんという方が時々こちらにもいらして、 仏教の実践法などを教えてくえている、というお話も聞きました。

本当は絵本に書かれている各主題について、もっと突っ込んだ話をしたいところでしたが、 残念ながら時間の都合でそこまでは適いませんでした。 でも総じて今回の RKK 法坐参加も2回目となり、 皆さんとより親密な関係性が築けたのではないかと思います。 今後もこの関係を保ち、お互いにもっと理解を深めながら、 心の領域はもちろんのこと、社会に向けての活動なども恊働できるよう、 繋がりを拡げていければと思います。

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